D-Linkのループ検知対応のスイッチ製品では、ループが発生したポートを一時的に遮断し、ループによって発生した大量のトラフィックが、他のネットワークに波及してネットワーク全体が不安定化しないように未然に防止します。
<D-Linkのループバック検知ソリューションの特長>
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幅広い製品ラインナップ 回線速度、ポート数、光多ポートなど、幅広い製品ラインナップからニーズに合わせた製品を選択可能 上位スイッチに劣らないアンマネージドスイッチ 上位スイッチで使用されるループバック検知機能を下位スイッチで同様に使用可能 ループによるネットワーク障害の影響を最小化 下位スイッチでループバック検知/遮断/復旧が可能なことから、他のネットワークへの障害波及を最小限に抑止 |
ループバック検知機能の仕組み
D-Linkのスイッチ製品は、ループバック検知パケットがスイッチにループバックすると、スイッチのポートを一時的にシャットダウンする仕組みを採用しています。またループが解消された場合に通信を自動復旧することも可能です。
<D-Linkのループバック検知/遮断/自動復旧の仕組み> (*1)アンマネージドスイッチは、VLANでのブロック機能 |
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ループバック検知/遮断/自動復旧が可能な3つのループ構成
ループバック検知機能が使用可能な構成は下記の通りです。D-Linkのスイッチ製品は、自筐体だけでなくスイッチ配下や並列スイッチ構成のループにも対応しているので、接続機器が増設される場合にも安定性の高いネットワーク環境を維持できます。
モード設定によるセキュアなネットワーク管理
D-Linkのループバック検知機能は、「ポートブロッキングモード」と「VLANブロッキングモード」の2つのモードを選択することができ、ループトラブルを考慮したセキュアなネットワーク管理が可能です (アンマネージドスイッチは、VLANブロッキング機能に非対応)。
ループを検知したポートを遮断 スイッチBでループが発生した場合、スイッチBと接続されているスイッチAでポートを遮断し、ループによるネットワーク障害が他のネットワークに波及するのを最小限に抑えます。 |
ループを検知したVLANを遮断 スイッチBのVLAN2でループが発生した場合、VLAN2に所属するユーザはスイッチAで遮断されますが、ループが発生していないVLAN1の通信は遮断されず、継続的に通信が可能です。VLANネットワークで発生したループによるネットワーク障害が他のネットワークに波及するのを最小限に抑えます。 |
機能比較
ループバック検知/遮断/自動復旧 | モード | ||||
ポート配下 | スイッチ間 | 自筐体 | ポートブロッキング | VLANブロッキング | |
マネージドスイッチ(*1) スマートスイッチ(*2) |
○ | ○ | ○ | ○ | ○ |
アンマネージドスイッチ(*3) | ○ | ○ | ○ | ○ | × |
[対象スイッチ製品]
(*1):マネージドスイッチ:DXS-3xxx、DGS-3xxx シリーズ以上
(*2):スマートスイッチ:DXS-1100、DMS-1100、DGS-1100、DGS-1210、DGS-1510、DES-1210、DES-1100シリーズ以上
(*3):アンマネージドスイッチ:DGS-1008PTP、DGS-1008TP、DGS-1016L、DGS-1024Lのみ