D-Link スイッチ仮想化ソリューション

有線LANソリューション

D-Link スイッチ仮想化ソリューション

D-Linkスイッチの3つの仮想化ソリューションをご紹介します。
 
① 物理スタックソリューション
② Multi-Chassis Link Aggregation(MLAG)ソリューション
③ Virtual Router and Fowarding Lite(VRF-Lite)ソリューション
 
D-Linkの法人向けスイッチに搭載されている物理スタック機能は、レイヤ3スイッチではすでに4世代目となり、対応シリーズもスタンダードタイプのL2スイッチまで拡大し、多くのお客様でご利用を頂いています。
チェーン構成、リング構成の選択や、筺体を跨いだリンクアグリゲーションを組むことで、可用性の高いネットワークを構築可能です。

2つ目の Multi-Chassis Link Aggregation(MLAG)は、2台のスイッチを跨いだリンクアグリゲーションを利用して冗長接続を行うことが可能です。
対抗のスイッチは、通常のLAGでシンプルに接続が可能です。
 
3つ目のVRF-Liteは、1台のレイヤ3スイッチに仮想的に複数のルーティングテーブルを作成することが可能なため、論理的に完全分離したネットワークを構築したいというニーズに対応可能です。
MPLSから独立して使用できるため、シンプルにご利用頂けます。

物理スタックソリューション

スタック機能とは、複数台のスイッチをスタック用のケーブルで接続する事で、仮想的に1台のスイッチとして運用が可能になる仮想化技術です。
 
スタック機能のことを、D-Linkでは「物理スタック」機能と呼んでいます。
 
また、メンバスイッチ間を跨いだ 802.3ad リンクアグリゲーションを併用することで、STPなどによる複雑な構成にすることなく、シンプルな構成で高度な冗長性を実現できるため、ネットワークの設計・運用稼働を劇的に削減することができます。
 
障害時には、ホットスワップでのメンバスイッチの追加、交換に対応しているため、より多くのポート数が必要となった場合でも、メンバスイッチを追加することで増設が可能です。

■スタック筺体間を最短でデータ転送
D-Linkのスタックスイッチは、Fastest Passアルゴリズムにより、筺体間を最短距離でデータ転送を行います。
万が一の故障の際には、リングスタック構成により迂回路を選択し、ホットスワップでメンバースイッチを入れ替え後には、通常時の最短距離のデータ転送に復旧します。

■Force Master Role
Force Master Role 機能は、スタック構成内に新しいスイッチを追加したり、機器を交換した際に、誤って新しい機器がMasterとなってしまうことを防ぐための機能です。
これにより、新しい機器が誤ってMasterとなってしまった場合に、設定情報がデフォルトに戻ってしまうというリスクを回避することができます。

  • 機器を交換する場合、Force Master Role 機能を無効にして、物理スタックに組み込む必要があります。

  • 対応可否は製品により異なります。

Multi-Chassis Link Aggregation(MLAG)ソリューション

Multi-Chassis Link Aggregation(MLAG)機能により、MLAGを構成した2 台の単体スイッチに対し、リンクアグリゲーションを利用した冗長構成をとることが可能になります。
これにより2 台のスイッチに跨るループ構成でもループを発生させず、STP のような無駄な帯域を発生させる冗長プロトコルを使用することなく運用を行うことができます。

  • MLAGを実装しているスイッチによりMLAG 使用時の各種制限がありますので、ご注意ください。

Virtual Routing and Forwarding Lite(VRF-Lite)ソリューション

VRFはVirtual Routing and Forwardingの略で、1台のL3スイッチを仮想的に複数のL3スイッチのように利用することができるスイッチの仮想化技術です。
その技術の中でMPLSから独立して使用可能なように実装したものがVRF-Liteです。
 
VRF-Lite機能搭載スイッチはL3レベルでスイッチを論理的に分割して、それぞれでVRFインスタンスを保持し、VRFインスタンスごとに独立したルーティングテーブルを持つことが可能になります。
 
そのため、物理的に新規にルータや回線を準備する必要がなく導入/運用コスト削減効果や、新規追加ネットワークの構成変更が最小限で済むことで工数削減や工期短縮といたコスト削減効果が見込めるようになります。

対応機種

シリーズ名 物理スタック (スタック可能台数) Multi-Chassis Link Aggregation VRF-LITE

DXS-3610シリーズ

○ (最大スタック可能台数:12台)
○ (但しEI版のみ可能)

DXS-3400シリーズ

○ (最大スタック可能台数:4台)
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DGS-3630シリーズ

○ (最大スタック可能台数:9台)
○ (但しEI版/MI版のみ可能)

DGS-1520シリーズ

○ (最大スタック可能台数:8台)
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